旅の手帖 〜LONDON編 その2
ロンドン2日目の朝は、セントポール大聖堂へ。
壮麗な建築に目を奪われつつ近づいていくと、何やら聖堂前が騒々しい。
と、思ったらデモ。
「CAPITALISM IS CRISIS」(=「資本主義は危機的状況」というようなニュアンス?)
なるほど、セントポール付近はロンドンの金融街。
横断幕が掲げられ、テントを張っての座り込み集会真っただ中で、何やら物々しい雰囲気。。。
後で聞いた話だと、この後デモが激化して、セントポール大聖堂の拝観ができなくなってしまったそう。
そうなる前に訪れることができてよかった。
続いて、セントポールからテムズ川を挟んでちょうど反対側にあるテート・モダンへ。
その佇まいから分かるように、もともとは火力発電所(バンクサイド発電所)だった。
煙突好きにはたまらない景観 笑。
なんだかピンクフロイドのブタが空飛んでるジャケットを連想してしまったが、それはまた別で、やはりテムズ川沿いに実在するバタシー発電所。
そっちも見たかったなー。
ちょうどリヒター展をやっていた。
テート・モダンの後は、リバーボート「Tate to Tate」でテート・ブリテンへ。
2館を効率よく移動しながらテムズ川沿いの景観も楽しめて、一石二鳥。でも、本数は少ない。
テート・ブリテン。
テート・モダンより客も少なくひっそりしていて、静かな環境でじっくり見ることができた。
しかし、こちらも膨大なコレクションなので、かいつまんで。
ラファエル前派、ブレイク、ターナーそして、ブリジット・ライリーなどを特にじっくり。イギリス美術を堪能。
そういやロンドンに来てまだまともに買い物もしてないことに気づいて、この日はギャラリー巡りは切りあげ、ショッピングへ。
ノッティングヒルのポートベロー・マーケットを目指したが、マーケットは土日がメイン。
この日は平日。休業のお店も多く、ひっそりしていた・・・。
駅付近は観光客向けの土産物屋などでごちゃごちゃしていたが、奥へ進むにしたがって閑静な街並みに。
あまりに静かな感じなので、こっちでいいのかな…と不安になりつつも進んでいくと、
あった!!
ラフ・トレード!
ロンドンに2店舗あるが、こっちが本家。
決して広くない店内には、端から端までレコードとCDがびっしり。
時代を感じるポスターやレコードジャケットで壁が埋め尽くされ、その雰囲気に圧倒されて、ぽわーんとした頭でCDを物色。何時間でもいられそう。
結局、monthly recommendでピックアップされていた中から、試聴してピンときたBig Troublesのアルバムを買ってみた。
すっごいツボ!!
あと、お店でかかっていたFeistの新しいアルバムもGET。
店を出る頃には、いい感じに日が暮れていた。
つづく…